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2012年05月23日

パブリックコメントの結果が出ました。

店長です。
猫カフェの営業規制に関するパブコメの集計結果とともに、結論が出ました、

動物の愛護及び管理に関する法律施行規則の一部を改正する省令の一部を改正する省令等の公布及びそれらに対する意見公募(パブリックコメント)の結果について
パブリックコメントの集計結果

簡潔に言うと、
2年間の経過措置規定が設けられ、成猫(1歳以上のねこをいう)を、休息ができる設備に自由に移動できる状態で展示する場合は22時まで営業してもよい
ということになります。

つまり、猫カフェは22時まで営業できるってことですから一部勝訴といったところでしょうか。
2年間の経過措置のため、この間にしっかり議論して2年後に再検討しましょうということですし、こっから先はこれからの課題ですね。


そんなわけですから、まずは皆さまにお礼を申し上げます。
集計結果を見ると、数でこそかなり負けてますが、それでも勝てたのは皆さまが送られたパブコメの内容が良かったからと思います。
気合いの入ったパブコメを送られた方もおられましたし、本当にありがとうございました。

数で負けているということは、あまり理解せずに反対って方もおられるので一概に言えませんが、猫カフェへの風当たりは強いということでしょう。
これからの2年間次第では、結局20時になんてこともあるでしょうから、規制に積極的な人たちへの説明、猫カフェ業界の自主規制ルールの作成などをしっかり進めていかないといけませんね。


その一環でもあるのですが、26日(土)の13時より朝日小学生新聞さんの取材があります。
猫カフェの営業規制問題についてお話するとともに、小学生の方にインタビューできればとのことなので、良ければお越しください。
インタビュー受けた方には貴重な時間を遣わせていただくことになるので、特典をつけたいと思っています。
ご協力よろしくお願いします。
ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 14:31| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

パブリックコメントの文案例

パブコメは5月7日(月)必着です。
メールであればその日に届きますから、7日まで大丈夫ですが、念のため早めに送るようにしてください。
下のリンク先のメールフォームから送ると簡単です。

パブリックコメント意見提出フォーム


さて、色々言ってもどうやって書いたらいいかわからんって方もおられるようなので、文案を作ってみました。
参考にしてみてください。

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「動物の愛護及び管理に関する法律施行規則の一部を改正する省令の
一部を改正する省令案等(概要)」に関する意見
○意見提出者名(企業・団体の場合は、会社名/部署名/担当者名):石川 隆久
○住所:〒569-0802 大阪府高槻市北園町19-16-3F
○連絡先電話番号、FAX番号、電子メールアドレス:072-683-7252
○意見:
経過措置規定を設けることに「賛成」します。
ただし、展示規制時間については従来通りなくていいと思います。

理由:
猫カフェにおける猫たちの展示スペースは狭い空間に入れるといったものではなく、自由に生活できるように工夫されており、時間を制限することでストレスに軽減につながるとは思えないから。
また、経過措置で実態を調査するのであれば、今まで通りの時間で2年間の猶予期間を設けて、その間にストレスと展示時間の因果関係を調査するべきだと思います。

猫カフェに行って思うのが、猫たちは夜も変わらずに生活しているということです。
昼でも夜でも、遊んでいる子もいれば、寝ている子もいます。
夜しか起きてこない子もいます。
オールナイトイベントに参加したときは、普段より元気な姿を見れましたし、その姿を見る限り、夜に人がさわるからと言って特段ストレスが増えるようには感じませんでした。
誰にも邪魔されず寝たい時は、人の手がふれないスペースに行きますし、工夫はされていると思います。

したがって時間で区切ることはあまり意味がないように思います。
猫は夜行性という面もありますが、それ以上に人間の生活に合わして生活リズムを決めるそうです。
決められた営業時間で生活していたものを変えてしまうと、それこそストレスになるのではないかと心配しています。

また、例えば、22時以降にケージに入れて目隠ししたうえで営業するお店があったとして、それはストレスの増加につながると思います。
なぜならケージに入れると猫たちは嫌がります。
それは猫カフェに行ったときにも目にしました。(吐いたときに隔離するためにいれていました)
それであれば、営業時間については各店舗にゆだねるほうがいいのではないでしょうか。

むしろ、それよりも環境面やケアの仕方などで規制してほしいと思います。
きちんとトイレの掃除をしたり、スタッフを適切な数配置したり、病気や怪我・耳や目などの体調管理の徹底など。
その方がより猫たちも健康的でストレスのない生活を送ることができると思います。


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少し長いですが、どうでしょうか?
僕は立場が違うため客目線で書くと、ぎこちなくて少し回りくどいですが、お客さんからの意見を基に書いたものです。

これをコピー貼りつけで送ってもいいんですが、もっとお客さんとして行った時の経験談を述べてもいいと思いますし、案について違う方法があるよという提案をしてもいいと思います。
とにかく自分が納得したうえで、自分のことばで書いてもらえればと思います。

大事なことは、猫カフェのことは、スタッフかお客さんしかわからないということです。
しかし、残念なことに、規制を決める側には猫カフェ利用者がいないか、いてもごく少数です。
また、規制してほしいと思っているのは猫カフェに行ったことがないか、あまり知らない方です。

そのため、どういったお店で、猫たちはどのように生活していて、20時以降は実際どうしているのか知りません。
僕たちスタッフ側がこうですと伝えても説得力に欠けます。
しかし、お客さんであれば、実際に見たことを伝えれますし、その言葉には説得力があります。

パブコメなんて書いたことないからとあまり身構えずに、思ったことを書いてください。
そういう制度なんですから。


最後に。
他の猫カフェのパブコメ文案例を紹介しておきます。
こちらも参考にしてみてください。

ねこのみせ
きゃりこ



ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 22:10| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月01日

パブコメが劣勢状態にあるようです。

ゴールデンウィーク期間中ということもあって、猫カフェの味方であるお客さんの反応はいま一つのようですね。
しかも、一度猫カフェは22時にみたいな報道がされたこともあってか、もう決まったムードが漂っているようで、お客さんにも良かったですね〜なんて言われる始末。。。

もう一度言いますが、
パブリックコメントの結果次第では、ひっくり返る可能性があります!


私一人書いても変わんないでしょって方もおられるでしょう。
しかし、アンケート結果は集計しないといけないので、けっこうきちんと見ているようです。
実際、過去のパブコメでもいろんな意見が述べられていました。
だからこそ、猫カフェの利用者である方の意見がとっても大事なんです。


書き方がわからないって方もおられるかもしれません。
たしかにパブコメというもの自体をしらない人がほとんどで、昔は多くの場合は組織や団体で意見のほとんどを占めるって感じでした。
最近でこそ、ツイッターなどで周知されることもあり、一般の方も参加するようになりましたが、それが良かったのかと言うとまた別の話でして。

たとえば今回の件でも、前に行われたパブコメの際に、一部のちょっと過激な動物愛護の方がとにかくテンプレを送ってくれってツイートして、その情報などが本当に正しいのか精査することなく、送るって方が非常に多かったようです。

ただ、パブコメは数で決まるものではない以上、コピペして作られたものより、中身のある意見の方が訴えるものがきっとあります。
書き方なんかにこだわらず、最低限の様式だけ踏まえて、規制に反対する理由や根拠を思ったように書いて送ってください。

環境省の方は猫カフェを知りません。
知らない人に、猫カフェの猫が20時以降にどうやって過ごしているか伝えられるのはお客さんだけです。
ぜひよろしくお願いします。


メールで送る際には、以下のページからが送りやすいです。
パブリックコメント意見提出フォーム
*一番下にあるリンクをクリックして、あとは必要事項を記入するだけです


各店からの追加の情報です。
ねこのみせ
きゃりこ
cat tail

ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 15:16| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月26日

パブリックコメント募集について

ご存知のかたもおられるかもしれませんが、夜間展示規制の件でパブリックコメントが募集されることになりました。

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15139


要約すると。
-------------------------------------------------------

2012年6月1日から、犬・ねこは午後8時〜午前8時までは展示しては駄目ってのを決めたが、少し見直すことにしました。
案としては下のような感じです。

『1才以上のおとなの猫が自由に動けるように展示している場合は午後10時まで認めましょう。ただし、2年間に限る。』


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これについて、意見をくださいってことですね。
つまり、まだ決定事項ではなく、ひっくり返る可能性があるということです。
ですから賛同していただける方は、意見を送ってください。


送り方は
意見募集要領をご参照ください。

注意点としては、締切りが近いこと。
5月7日(月)必着です。
メールはいいのですが、FAXはぎりぎりだと混むようですし、郵送は間に合わないと無効になります。
用紙はA4のみです。

それと、できるだけ具体的に書いてほしいそうです。
一言で賛成ではなく、こういう理由で上の案に賛成だとか、案には賛成だが、こうしてほしいとかですね。
法的な話を書くのもいいのですが、できるだけ自分の意見や考えを入れるようにしてくださいね。
お客さまの立場だからこそ書けることもあるかと思います。

例えば、オールナイトを以前しましたが、そのときに朝までずっとお店にいたけど普通に寝ていたりでストレスなさそうだったとか、いつ行っても寝てる子は寝ているから時間で規制しても仕方ないとか、猫カフェの猫は店内を自由に動き回っていてペットショップとはちょっと違うと思うなど。
僕がお店の立場で書くより、お客さまの生の声の方がずっと信用されやすいと思います

パブコメでは法的根拠だけがほしいわけではないでしょうから普段のお店の雰囲気を理由に主張していいんです。
なぜなら環境省の方は、猫カフェをあまり知りません。
知らないからこそ意見を求めているんであって、理解してもらうためにも色々な意見があるほうがいいんですね。
ぜひご協力ください。



今回なぜ規制されそうになったのか、そしてなぜ規制に反対しているのか、その根拠は何なのか。
これらについては、過去のブログの記事を読んで頂きたいと思いますし、他店のブログを参考にしてもらえればと思います。

きゃりこ
ニャフェ・メランジェ
ねころび
キャテリアム


さて。
他に動きとして、自主規制も考えています。
やはり猫カフェが独自にルールを設けることは必要だと個人的にも思っています。
それによっていいお店作りが進み、猫にとって良い環境で暮らせる、そして世間も猫カフェであればわざわざ法律で規制する必要なんてないってことになるかもしれません。

また、自主規制案についてはねこのみせさんのブログで簡単にふれています。
意見も募集していますので、ぜひご覧ください。

http://nya-n.jp/mt/blog/2012/04/post-352.html

何にせよ、団体は作らないといけませんし、この辺についてはまたいつか書きたいと思います。
時間で規制するより設備などの環境と、飼育などの管理をきちんとすることの方が大事だと思いますし、その方向でしていきたいと思っています。


長くなりましたが、今回のパブリックコメントで決まります。
ここでやらないと20時になり、次の改正ではそれを取っ払うことはまず無理だと思います。
こちらを読んでいる方はもちろん、家族やお友達にも呼びかけてもらえると嬉しいです。
ブログやツイッターでリンクももちろん構いません。

よろしくお願いします。
ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 18:03| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

営業規制で進展がありました。

店長です。
ずっとふれてませんでしたが、猫カフェの20時規制の問題について進展があったので書きますね。
と言っても僕はやり取りしているだけでほとんど何もしてません。
最近は東京のお店さんにすっかりお任せ状態です。



東京のお店さんがいくつか集まり『猫カフェ連盟準備委員会』というものを発足しました。
そのうえで、環境省へお話に行きまして、猫カフェについていろいろとお話をしたりしました。
結果、4月16日に『中央環境審議会動物愛護部会(第29回)』が開かれるのですが、それに対して要望書を出せば、議題にあげて説明機会も与えられることになりました。


要望書の内容としては、
1.『販売業の展示を20時までとする』とし、展示業・貸し出し業に関してはそれぞれ改めて議論する
2.『幼齢の猫(1歳未満)の展示を20時までとする』とし、成猫に関しては改めて議論する

のいずれかに修正していただける様、提案させて頂くつもりです。
こちらの根拠などについては以前にふれたとおりです。
http://amaenbou.a-thera.jp/article/3061618.html

個人的には2でお願いしました。
2であれば販売業者も特段影響を受けないでしょうし、猫カフェ業界もそれくらいの規制はやむを得ないと思いますし、販売業者に限って規制することは法的に問題もあると思うからです。

どちらにせよ議論がより必要だとなれば、猶予期間を設けてほしいところなので、そちらについてもお願いしました。


この話を聞いて、皆さんの中にも意見や陳情書を出したいなどがあるかもしれません。
通常は環境省宛てなのですが、今は動物愛護法の改正準備で忙しいらしく見れてないようなので、細野豪志環境大臣へ送ったほうが効果的だそうです。
http://goshi.org/
よろしくお願いします。


また、この活動に賛同していただける猫カフェさんはきゃりこさんにご連絡ください。
時間もないので、急ぎでお願いします。
http://catcafe.jp/



最後に。
『猫カフェ連盟準備委員会』の参加店舗を紹介しておきます。
各店舗で同じ内容のブログが公開される予定です。

きゃりこねこのみせ(299)猫家猫まるカフェニャフェメランジェ
ねころびねこジャララれおんキャテリアム

それと、現時点で賛同している店舗も紹介しておきます。
当店・キャットテイルなーごなーご猫がいるカフェAdagio


長くなりましたが、以上です。
また何か進展があれば報告します。

ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 13:25| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月07日

施行規則で規制する根拠条文とは?

ねこのみせさんのブログのコメント欄に、
「法21条1項が動物の管理方法の基準を環境省令に委任しているから、法律上の根拠なくいきなり省令で営業の自由を制限しようとしているという主張には無理があるかと思われます。」
とありました。
*ねこのみせさんの許可は取っていますが、コメント主には取っていないため、意味が変わらないように編集したうえで載せています。この他にコメント主の見解付きです。
ご指摘ありがとうございます。
http://nya-n.jp/mt/blog/2012/03/8.html#comments

公開する前に今日コメント欄見たら、解決してましたね(笑)
もういいかなとも思ったのですが、すでに書いちゃってましたし、何より前の記事はやり取りメインで書いたため僕自身説明不足だったかと思いますので、この点について改めて説明したいと思います。


まず、動物愛護法21条を見るとこうあります。

(基準遵守義務)

これタイトルみたいなものと思ってください。
そして中身が、

1 動物取扱業者は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため、その取り扱う動物の管理の方法等に関し環境省令で定める基準を遵守しなければならない。

2 都道府県又は指定都市は、動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため、その自然的、社会的条件から判断して必要があると認めるときは、条例で、前項の基準に代えて動物取扱業者が遵守すべき基準を定めることができる。


長いので要約すると、
「ペット業者は動物を扱うときに、管理の基準を守らなければいけない。
その基準は環境省令と都道府県や指定都市が作る条例で決めることができる。」
ってことです。


さて、今回の規制。
根拠条文が動物愛護法の21条なのは施行規則に書いてあります。
電話したときに、根拠となる条文を聞いて返事がなかったのは事実ですが、ないから駄目だって言ってるんではなく、根拠としている条文が根拠になってないと思われることを問題視しています。


21条は【基準遵守義務】について書かれています。
これが規制根拠の条文にあたるってことなんですが、内容を見ても動物の管理の方法についてのみ書いてあります。
営業時間どころか営業に関しての内容でもありません。
これで「営業の自由を制限している」とし、この条文を根拠に施行規則に委任して営業時間を規制するというのは少し無理があると思うわけです。

販売業者において、21条を根拠にして規則で犬・ねこの展示は20時までしかできない、としても営業は20時以降もできることからギリギリ管理の方法としていけるかもしれません。
(僕的には契約はできても引き渡しができない以上は、結果的に管理の方法にとどまっていないと考えられるのでアウトだと思っています)

しかし、何度も言っているように、猫カフェにおいては展示=営業そのもの。
展示を20時にしたら営業も20時まで。
基準遵守義務=営業時間の規制になりますし、これは法律の解釈として広すぎます。
これを許したら後から法律の改正もなくバンバン規制できることを許すことになります。


実際、他の法律で事情は違いますが、風営法では規制に関する条文はたくさんあるにも関わらず、きっちり「営業時間の制限」という条文があります。
それだけ営業を規制するには規則に委任せず法律でしっかりやることが大事だということだと思います。


法律の解釈って難しい上に、学者や裁判官でさえ意見が分かれたりしますので、これが絶対認められるかはわかりません。
しかし、主張はしないと、議論にさえなりませんからね。

今回のように、どうしても説明不足が生じたりしますので、できるだけ詳しく書きたいのですが、書けば書くほど長くてつまんなくなるので、バランスが難しいですね(笑)

それでも行動したり、いつか皆さまに協力をお願いするときなどには説明責任がありますからこうやって少しずつ書いている次第です。
もし何かわからないこと、聞きたいこと、この件で取材したいなどありましたら、気軽にお店までメールしてください。
cat@nekonoheya-amaenbou.com(@を小文字にしてください)

ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 13:35| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月03日

営業時間規制に反対する理由。

各所で少しずつ話題になって来ているようですね。


ちなみになんですが、環境省への電話の件、あれってケンカするためじゃないですからね(笑)
ああやって書くと攻め立てているように見えますが、けっこう冷静です。
質問と言いつつ、電話した目的は問題点を理解してもらうこと、でしたから怒ったら駄目なんです。
とは言え、全く責めてないとも言いませんし、嫌味がなかったとも言いません(笑)


さて。
今日はなぜ規制に反対するのか、その理由はどういう根拠なのか書きたいと思います。
ただ、僕が勝手に規制に反対する意見をこう理解しているとしているだけで、猫カフェ業界の総意ではありませんよ。


@利益を損なうから
単純に言えば、売上落ちるから規制止めてって感じですね。
ここで、利益を出したい=不純であるってのが言われるんですが、果たしてそうでしょうか?
僕は過剰な利益主義者まで擁護するつもりは毛頭ありませんが、利益を出したいと思うことは悪いこととは思いませんし、損なわれるようなことは防ぎたいって思うことは十分に理由としてなりえると思っています。
憲法で保障されている営業の自由を主張することにもつながりますし。

お店を経営していくには売上を一定以上あげなければいけません。
売上があるから従業員に給料が出せますし、税金を納めることもでき、そうして社会が回るわけです。
また、猫たちに医療費をかけれるのも売上があるから。
そして、利益があるから猫たちの将来のための生活費や医療費などを蓄えることができるんです。

もちろん、そのためにペットを犠牲にしていいなんて言ってませんし、健康やストレスには配慮するべきで、しているつもりです。
要はバランスです。
規制しないですべて店任せも難しいでしょうが、規制しまくりもどうなんだってことです。


A20時に根拠がないから
環境省の担当に聞いてもそうですが、20時に根拠がないんだったら22時くらいでもいいんじゃないかって話です。(22時は例えです)
そもそも20時にしたら犬・猫の健康状態は良くなりますか?
なりませんよね。
そんなの各店舗が気を遣ってますし、時間の問題じゃありません。

本当にペットの健康な生活を確保したいのであれば、環境面についてもう少し具体的に規制するべきです。
例えば、飼養設備を広めに取るようにするとか、音楽は何デシベル以下にするとか、電気は何ルクス以下にするとか、繁殖は年に何回とか。
そのうえで、守られているかチェックできる体制を整えて、繰り返し違反したら営業停止処分を下せるようにするくらいでないと。
現状、内部告発にさえほとんど動きませんし、営業停止処分なんてよっぽどひどい状態でないと無理ですから。


B憲法違反や法律違反だから
これはブログでも何度か触れているので割愛します。
議論もされきちんと法律を改正されたんであれば、20時でもしょうがないと思いますが、どう考えても強引すぎて問題だらけです。

それに、「深夜の販売行為を規制するのはできない」って取材で答えてましたが、それがわかってるなら、「猫カフェは展示することで商売が成り立っているわけだから夜間の展示を規制できない」という理論が成り立つはず。

おそらく、ここが一番問題になりますし、責めるポイントだと思っています。


C殺処分が増えるから
これは一部でしょうね。
でも保護猫中心のお店もいくつかありますし、そういったお店が売上が落ちることで経営がどうにもならなくなったときの結果として殺処分が増えるかもしれません。

ここで一部勘違いがあるようですが、すべてのお店が殺処分を減らすことに貢献しているなんて大それたことは主張してないはずです。

ただ、猫カフェの存在は多少なりとも貢献はしていると思ってます。
猫が好きな人が増えることで飼い猫が増えますし、捨て猫や野良猫の飼い主さんを探したりもしてますし、猫カフェがあればすぐに捨てるような飼い主を減らす可能性だってあります。
偉そうに言うつもりもありませんが、全否定までしなくてもいいのでは?と思っています。


Dペットショップと猫カフェでは事情が違うから
販売業と展示業の一律規制はどうなんだってことです。
今回の規制の当初の目的は、深夜における犬・猫の販売を禁止することですし、一度はそう決まり報道もされました。
それが突如犬・猫の夜間展示を規制することに拡大解釈されたわけですが、ペットショップと猫カフェでは環境が違います。

その違いについて、ペットショップではケージに入れっぱなしだとかは言えますが、それ以上のことは言葉で説明するのはなかなか難しいです。
しかし、両方の業種の店舗をいくつか回ってみれば一目瞭然。
きちんと理解したうえで議論の対象として認識くらいしてほしかったです。

ただ、猫カフェのように放し飼いにしているペットショップがあればどうするんだって言われると困るんで、逆に言うとこの主張は環境面からの指摘は難しいかもしれませんね。


E本当に犬・猫のこと考えているとは思えないから
動物のストレスや健康面を考えてやってるなら他にやることはあるよね?ってことです。
ペットショップでは、犬と猫がお客さんから見えないようにすれば20時以降も営業できます。
穴があるように感じますし、何かほかのやり方がないでしょうか?


たぶんこれくらいでしょうか。
それぞれ独立しているものもあれば、密接に関わっているものもあります。
ですから一つにまとめる必要もありませんし、たくさん考えられるということはそれだけ問題ありという考えもできます。


それと。
理由ついでに、再検討がされないという件について一応これの見解も示しておきます。

おそらくは、検討した結果を尊重するという意味と、施行規則は命令に位置づけられるのですが、法律とは違うにせよ、一旦決まった以上はそんな簡単に変えてしまうと、それはそれで問題ありだからでしょう。
たしかに、施行規則が検討もせずにいつのまにか変わってたりしては乱用ですから。

そんなわけで、決まった規則を修正するのは難しい。
とは言え、問題があったときくらいなんとかするのが普通ですよね。
電話の対応的にも、やばいと感じていることは伝わってきましたし、役所の方だって人間ですから、困ったアピールしてたらなんとかしたいと思ってくれるはずです。
突破口はあるんですからなんとかしたいですね。
ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 20:36| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月27日

動物愛護法の改正について環境省に電話してみた

店長です。
先日の定休日に、動物愛護法の改正について環境省の担当の方に電話してみました。
以下会話形式で書きます。
簡略化するため語尾などを変えていますが、ほぼそのままです。


「大阪で猫カフェをやっているものですが、動物愛護法の改正についてお聞きしたいことがあるので、担当の方をお願いできますか?」

環境省A「担当に代わるので少々お待ちください」

1分ほど待つ。

環境省B「お電話代わりました。」

「動物愛護法の改正についていくつかお聞きしたいのですが、まず今回犬と猫の展示を規制した目的は?」

B「ペットショップが深夜でも、子犬や子猫を、電気をたくさんつけたり音楽が流れているような環境に置いているのを改善するためです。」

「それでは、なぜ販売目的の夜間の展示の規制もしくは、販売業の夜間の規制にしなかったのでしょうか?」

B「それは…。もう少し詳しいものに代わりますので少々お待ちください。」

1分ほど待つ。

環境省C「お電話代わりました。今回の規制の目的は、夜間に犬・猫を休ませることが目的で、接触をさけるために展示を規制しました。」

「だから販売だけではなく、展示全般が規制ということですか?」

C「そういうことになります。」

「それでは、夜間が20時以降の根拠は?専門家や科学的な根拠が提出されなかったように思うのですが。」

C「一般的に夜間が20時であると考えられるからです。科学的な根拠については特にありません。
議論の中で夜間を決めるにあたって、妥当と思われる時間にしました。」


「妥当と言われますが、それでは、一般的に家庭で犬や猫を飼うとして、20時には電気を消したりすると思われますか?」

C「そうではありませんが、規制するにあたって夜間を定義しなければいけず、日没までとするのでは季節によって異なるため20時としました。」

「あまり妥当とは思えませんね。
夜間の展示の規制=営業時間の規制についてどう思いますか?」


C「営業時間自体を規制しているわけではありませんし、人の目にふれないようにすれば営業は可能です。」

「しかし、猫カフェなどの場合は猫がいて、展示することが前提ですから実質的には営業時間の規制ですよね?ペットショップであれば犬・猫を区切って違うスペースにやれば営業できるかもしれませんが。
猫がいない空間を作ればいいと言われますが、それだけの広さを持った店はほとんどありませんよ。」


C「そうなりますね。」

「それでは、営業の自由についてはどう考えますか?」

C「犬・猫をカーテン等で仕切れば20時以降も(売買)契約できますし、侵害とは言えません。」

「ですからそれは、ペットショップに限ってですよね?猫カフェなどの展示業においては展示自体ができないわけですから20時以降は営業できませんよね?
それと契約しても夜間の引き渡しはできませんよね?それにカーテンで区切るくらいで音や明かりの問題はどうなるんですか?その程度の区切り方で本当にいいんですか?」


C「侵害と言えなくもありません。引き渡しはご指摘のようにできません。
カーテン等については一つの方法として提示しただけで具体的にどうやって触れないようにするかについては各店舗などの状態などによって異なるかと思います。カーテンが適切という意味ではありません。」


「ちなみに、貸出業ってありますよね。僕はあれ自体反対ですからいいんですが、夜間に引き渡しできないとなると、一旦返してもらってまた次の日にまた渡すってなりますよね?それだと営業そのものができないことになりませんか?」

C「そうかもしれません。」

「それでは、営業時間の規制になることを施行規則でされた法的な根拠は?」

C「動物愛護法です。」

「そうではなく、動物愛護法という法律を改正せずに施行規則で規制した根拠は動物愛護法のどの条文ですか?」

C「?」


補足します。
前にブログで書きましたが、規制したり罰則を決めたりは通常は施行規則でできません。
法律でします。
今回のように、実質的に営業時間を規制するような場合は法律の改正ですることが当然で、それをしないのであれば、上位である法律の条文のどこを根拠として規制しているかを聞きました。

規制するのであれば、規制に関する条項があるべきですし、それもないのにいきなり規則で制限するのは順序が違います。
まず法律で規制して、それから規則で細かく取り決めをするのが本来のやり方です。
動物愛護法には営業における規制(例えば、時間や場所など)なんか一つも書いてません。
ですから聞きました。


C「なるほど。確かに問題があるかもしれません。ただ、規則を制定するにあたって法律に則っているかはきちんと精査するところがあるのでされているはずです。」

「しかし、それはペットショップを前提としていますよね。猫カフェの存在についてはどの程度認識していたでしょうか?展示業である猫カフェの場合は、展示の規制=営業時間の規制につながるわけですが。」

C「それは…ちょっとわかりません。」

「実際、環境省の方はもちろん小委員会の方もその程度の認識でしたよね?だったら展示業や猫カフェなんておそらく知らない方からすれば、認識されてないと思いませんか?」

C「…。そうかもしれません。」

「それでは、問題点がわかったところで再検討はされないのでしょうか?」

C「おそらくそういったことはないと思います。検討委員も1年半にわたって検討した結果ですし、規則は制定されましたから。」

「しかし、当初は販売目的の展示の規制のみで、それが急きょ展示の規制になって、あっという間に決まったわけで、規制される猫カフェ業界は反論する機会さえもらえなかったと思うのですが。」

C「深夜販売のペットショップの関係者は呼ばれてるので、それで一応は議論されました。もちろん深夜営業のペットショップと猫カフェでは規制される程度が違いますが。」

「ですよね。ではなぜ猫カフェ関係者は呼ばれなかったのでしょうか?」

C「…。」

「では、今からでも規制を止める方法は行政訴訟以外にありますか?」

C「規則が決まった以上は…難しいですしわかりません。
検討されたばかりですから、今後予定もありません。
ちなみにですが、今開かれている通常国会で与野党が動物愛護法そのものを改正する動きはあります。」


「それでは、6月1日に施行され、営業時間が規制されるのに猶予がないのはなぜですか?おそらく営業時間の規制になるという認識がなかったからではないですか?」

C「…。」

「それぞれのお店への通達はあるんですか?知らないお店もあると思いますが。」

C「登録をした行政の長(都道府県や特別区の市)には今月中にはする予定なので、その後各行政からお知らせがあると思います。」

「きちんとしてもらわないと、チラシや看板などの修正作業もありますよ。
それでは、守らない時の罰則は?施行規則に規定はもちろんありませんし、法律を見る限り、勧告無視による罰金ですか?」


C「そうなります。」

「わかりました。それではまた何か疑問があればお聞きするかと思います。ありがとうございました。」



だいたい以上です。
他にも色々聞きましたが、曖昧すぎる答えのものは省きました。

電話した感触としては、営業の自由の侵害、施行規則で規制することの問題について疑問を全く持ってなかったことが印象的です。
なんにせよ猫カフェがいかに考慮されていないかということですね。
数が少ないから大丈夫だろって感じでしょうか。

ペットショップとしては、営業時間も変わらずできますし、うさぎなんかは深夜でも売れますし、引き渡しはできないにせよ契約だけなら深夜でもできるわけで営業の自由は侵害してないと言えますし、規則で規制してるとも言いにくいわけです。
しかし、あそこまで納得されてしまうと、検討不足というか、勉強不足というか、猫カフェを考慮しなさすぎですね〜。


これからの方針なんですが、再検討がないとなると困りました。
たしかに、改正薬事法のときも施行規則が決まった以上は行政訴訟以外ないって言ってましたから無理かなと思わなくもなかったんですが、なかなか難しいようですね。

こうなると、とりあえずは嘆願書を作るとか、そのために支持者の名簿集めるとかくらいでしょうか。
その上で、知事などの長に猫カフェの取り締まりをなんとか猶予してもらうってことになるかと思います。(無謀なのは百も承知です)
なんにせよマスコミに興味を持ってもらったり、世間に理解を得てもらわないといかんなと感じています。
厳しいですね。。。
ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 17:15| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月15日

猫カフェの営業時間規制についてまとめてみた。

猫カフェの営業時間が規制される件について、ニュースで見たり、お店のツイッターで知った方もおられるようで、最近よく聞かれるので少し書いておこうと思います。


簡単に要約すると、
6月1日以降犬と猫の展示を20時までにしろ
ということです。

これって実質的には、
6月1日以降猫カフェは営業時間を20時までにしろ
ってことです。

猫カフェのように展示するお店は規制の対象です。
ペットショップのような販売業も展示をするため規制されます。

全く持って意味不明ですが、人の目につかなければいいわけで、奥のスペースに犬や猫を閉じ込めれば、20時以降に営業するのはOKです。
今回の規制は動物のストレスを考えてとのことなのに、どう考えてもそんなことするほうが犬猫のストレスは増えると思うんですが、OKです。
ただ、20時以降の引き渡しはできませんが。

それでも、結局のところ20時以降にフードの販売をしたり、鳥やうさぎのような規制対象外の動物を扱うお店が販売したいときの逃げ道は確保されているというわけです。
猫カフェも同様で、猫たちをお客さんに見せなければ20時以降も営業していいことになっています。
そのスペースが確保できるお店がどれだけあるか、そして猫がいない猫カフェに行くのかという疑問はありますが、役所の人間はそんなこと考えてません。

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さて。
通常このような規制は法律でされるんですが、今回は施行規則(以下規則とします)でしています。
規則というのは、法律ではカバーできない細かい決まり事を明らかにするものでして、法律ではなく命令という形です。
法律だと改正するには国会で審議と可決が必要です。
それだとちょっとしたことを変えるにもいちいち面倒なので、規則というものがあるんですね。
規則は各省庁(今回であれば環境省)の大臣が出せます。

規則は法律に則って制定されますので、法律に反するものは制定できません。
当然ですね。
法律が憲法に反することができないのと同じです。


これについてもかなり問題で、規則だとある程度は勝手に出せますから、それで規制するのは濫用になりかねません。

例えば、風営法では営業時間が規制されていますし、労働基準法では子供の労働時間が規制されています。
これらが規制されてきたのは憲法や社会秩序とのバランスを根拠としています。

ちなみに、憲法には職業選択の自由があります。
その中には「営業の自由」が含まれると解釈されており、どんなお店をやろうが自由、無用な規制はしてはいけないという考えがあります。
もちろん医師免許もないのに医者にはなれませんし、法に反するようなことは駄目ですし、社会秩序を乱すことはいけません。
その辺は規制と自由とのバランスを取る必要があるとされています。

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今回のように、動物の飼育環境やストレスなどを考慮して営業の自由を規制する。
それ自体は間違っていません。

しかし、規制するからには法的根拠が必要でしょうし、きちんと議論されたうえでされるべきです。
それなのに審議メンバーはペットショップの協会の人だったりで猫カフェ知らないのはまぁ〜いいとしても、自分たちの利権を守る人たちが構成してたら都合のいいように動くに決まってます。

法律の改正なんてそんなもんですが、それにしたって審議不足もいいところ。
審議された内容は公開されてますが、20時が妥当なのか?って話も出てますが結局うやむや。
ストレスを考えてなら時間より飼養施設をなんとかするほうが先ではないでしょうか。

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それにしても、法律改正の年だったはずが規則だけ変える、しかもそれで実質的には営業時間の規制って何やってるんでしょうね。
猫カフェを規制されて腹が立つわけじゃなく、プロセスがむちゃくちゃってことに呆れてしまいます。
どこが法治国家ですか。


そんなわけで、6月1日には20時までにせざるをえないのかなと思っています。
規則で罰則はないって思う方もおられるかもしれませんが、動物愛護法に反するとみられてちゃんと罰せられます。

一応これから担当の人に電話してみたり、動けるレベルで動いてみますが、なんせ時間がない。
ただ、法律が改正されたわけでもないので、可能性はあるような気もしています。
あくまで法律が改正されたことよりはってレベルで、世論が動くなりしないと無理でしょうが。
ニックネーム あんどう(猫カフェ店員) at 21:15| 営業時間規制問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする